TOPページ > 業者はココを見ている! > 査定基準と査定方法
では実際に査定方法などを説明してまいります。
皆さんのバイクがどのような物か分かりませんが、車種、年式、走行距離などが分かれば大体の値段が決まってきます。ただ、その値段にも大きく上下があり、その幅を確かめに来てくれるのが査定員です。
まず始めに説明しなければならないのが業者オークションの存在です。
一般的に知られている大規模業者オークションと言うものが存在します。
これは全国規模で展開しているオークション会社の事であり、買取業者の多くがこのオークションを利用しています。
買取業者はこのオークションでの査定基準を採用する事が多いのです。それだけこのオークション会社が信用されていると言う事です。
では実際にその査定方式を説明していきます。
以下の基準は私の予想や、査定員からの話を纏めたものです。ですから必ずしもこれが正しいとは言えません。
10点方式というものを採用していると思われます。
01点が一番低く、10点が一番高い査定となります。
10 – 新車 オイルも入っておらず登録もされていない物
09 – 新車 オイルやガソリンが入ったことがあり、登録はされていない物
08 – 新古車 オイルやガソリンが入っており、登録がされているが走行距離がゼロ
07 – 新古車 オイルやガソリンが入っており、登録がされていて走行距離が10キロ単位
06 – 新古車 登録済みで走行距離が1000キロ未満で傷も一切ない状態
05 – 中古車 走行距離が少なく、磨き傷だけのキレイなバイク。改造箇所もなし(もしくは*NPあり)立ちコケなどの転倒歴もない。
04 – 中古車 一般的な中古車、欠損部分がなく少しの傷のあるもの。改造箇所もなし(もしくは*NPあり)。エンジンなど機構部分に問題は見られず。
03 – 中古車 欠損部分や傷があったり改造箇所がある(*NPなし)エンジンなど機構部分にある程度の問題が見られる。
02 – 不動車 見た目から実動車ではなく、事故歴などがある。
01 – 不動車 パーツを取る目的でしか利用方法がない車両。
*NP=ノーマルパーツ
(現在では変わっている可能性もあり)
見て分かるように大体のバイクは4点になります。恐らく皆さんが持っているバイクで6点以上のバイクは殆ど皆無だと思います。皆さんが思っている以上にバイクにはよく見ると傷があったりしますので、大体の中古車は4点物と呼ばれる物になります。
査定は人によってやり方も変わりますが、基本的にはまずFRのサスペンションを見ます。上下した時の硬さやサスの戻り方などが基本事項です。その他にはフロントフォークのインナーチューブの錆びや、バネやゴム製品の劣化などです。
次に見る部分が外装となります。外装は基本装備の有無から傷、へこみなどを中心にして全体的に完璧に見なければなりませんので、かなりじっくり見られると思ってください。
この時にエンジン周りの錆びや、タンク内の錆び、ライト類のチェック、タイヤの溝の有無などの確認をします。
そしてもっとも重要な部分、転倒歴の確認をします。
フロントフォークを支えるネックの部分にはハンドルストッパーと言う部分があります。これが転倒歴のあるバイクですと凹んだりしていますので、売るときだけではなく、バイクを買うときにもよく見ておきましょう。
そしてブレーキのディスクを必ず触ります。これは走行距離を確かめる為であり、大体のメーターバック車両はディスクを交換しておらず、ディスクに波ができてしまっています。メーターバックを判別するのに最もポピュラーな方法です。
外周の確認が終わって初めてエンジンを掛けます。これはエンジンが一度温まらないとエンジンが掛かりにくい車両を見抜く為に出来るだけ最後にエンジンを掛ける事を心掛けているからです。
エンジンを掛けてエンジンのタペットの異音やシリンダーなどの異音を入念にチェックした後、回転数を上げて確認します。これが終わると最後に足回りの点検の為、実際に少しだけ皆さんのバイクに試乗します。
以上が一般的な査定の方法となります。
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